番外編1 大切な本〜その2〜
池澤夏樹さん編集の、日本文学全集。
その中の一冊、源氏物語下の中の、宇治十帖。
内容は、源氏の子孫達と、鄙びた里の美しい姫との恋愛。
宮達に翻弄される姫。
宮達は、姫に自分の理想と欲望をぶつけていく。
ハッピーエンドで終わらず、姫が自殺未遂後に、はっきり意思表示をして、宮達から離れて行きます。
物語は余韻を残して終了。
…あれ?この感じ、現代でも通じるよ。
こんな壮大な恋愛小説が、平安時代に書かれていたとは、紫式部の才能はすごい。
もちろん、訳者の角田光代さんの力量が素晴らしいのもあると思います。
いつか、日本語の表現が美しいと話題の、谷崎潤一郎訳の源氏物語を読みたいです。
(源氏物語に詳しい方、ざっくり解説で好きな様に書いていてすみません😅)
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